歩行改善事例<92歳女性>

初めてお会いした時は、80代前半で、昼間は老夫婦で、前の訪問治療をもともと受けていた方が引っ越しされて、ご紹介で伺うことになりました。

転倒が繰り返されて落ち込みがちに

当時は、それまでのお仕事がかがみ仕事だったこともあり、姿勢が腰が折れ曲がるくらいでいらっしゃり、どうしても転倒が多くていらっしゃいました。

背中が折れ曲がっている状態でしたが、自転車で移動されるくらいよく動かれる方で、活動的でいらっしゃったのですが、どうしても動きづらさが出てきていらっしゃいました。

通院時に外で転んだり、自宅の中で転んだり、転倒を繰り返していらっしゃいました。

鎖骨の骨折でギプスをはめられた時期があり、転んだことのショックと動けない、着替えもできない、トイレにも行けないことにご自身の落ち込みがあったそうです。

痛みのない箇所のマッサージと関節可動域訓練

毎週、週に2回のペースで、通っており、痛いところは触らず、他の痛みのない箇所、特に下半身はマッサージと関節可動域訓練をしっかりやって、筋力を維持し、稼働域を維持するためでもあります。

具体的には、可動域訓練は、寝た状態で股関節を回したり、膝の曲げ伸ばしをしたり、足首の運動、足の指の運動など、毎回、20~30分程度行いました。(保険内治療)

徐々に生活での動きを取り戻す

最初の頃は、痛み止めのシップを張ることが多かったですが

痛みが取れてくると共に、パジャマから洋服に着替えることを促したり

生活動作をされるように声掛けさせていただきました。

寝ながらでも、足の筋力トレーニング

寝ながらでも、自分のチカラで足の筋力トレーニング

をするようになったり、

お尻上げをしてもらったり、していただきました。

「転んだら終わりだ」と思ってしまっている高齢者の方は多いのですが、決して終わりではありません。

とにかく骨折しても筋力維持と可動域を拘縮をさせない(固まらせない)ことが必要です。

元気になった後の目標を描く

治ったら何をしたい?

という質問に対して

「大涌谷の温泉黒たまごを食べに行って、温泉に入りにいきたい。」

その目標を掲げてがんばってくださいました。

その後、ずっとがんばられて、ご家族とその夢をかなえられました。

そこから、そのままじゃいやだと思われたのか、気力を取り戻されて、

足の筋力がつき、旅行先でも階段を杖で降りられたことなどが自信が出来たそうです。

自宅で筋トレを続けて筋力も気力もアップ

今はご自宅でスクワッドをサポートしたり

足ふり体操をされます。

90歳で出来る方はあまり多くありません。

全身の筋力が上がると実は握力があがります。

脚力がついて、気持ちが前向きになって、

握力も以前より上がっていらっしゃるそうです。

以前は深かった姿勢の前傾も、以前より軽く治ってきており、左右のゆがみや傾きが改善。

視野、視界が広くなったこともあり、バランスも整って

転倒することもなくなってきました。

毎朝、鏡を見て、にっこり笑って頑張る、そんなすばらしい習慣も身につけられました。

外出時は、杖を一本お持ちになっていらっしゃいますが、デイサービスでの歩行訓練も行っていらっしゃいます。

本当にお元気になられました。

92歳、まだまだお元気でお過ごしいただけるようサポートしていきたいです。